宅地造成工事

宅地造成とは、宅地以外の土地(森林や農地等)を住宅地等にするため、傾斜をなくす「切り土」や「盛り土」を行うほか、雑草を除去したり、地盤を補強したりといった施工を行います。

~造成工事が必要な土地~

・土地の形が変形している
宅地となる土地は四角であることが望ましいですが、変形している土地や五角形になっている土地の場合は整備が必要です。
住宅の場合は、区画しやすいように四角形に整えられることが多いです。
元の土地の形で特別な目的がない限り、整備した方が土地を有効活用できます。

・土地に高低差がある
土地の中で高低差がある場合は、切土や盛り土をすることで土地の表面を平らにし整える必要があります。
山などの斜面に建物を作るときは、床の面が平行になるように土地を調整します。
段差をつけながら、なだらかに造成する場合もあり、地盤改良をすることで、山の斜面にも建物が建てられるようになります。

・地盤が軟弱である
田畑では土に腐葉土が混在していることなどから、土地の耐久性に欠けます。
このような状態で家を建ててしまうと、家の重みで地盤沈下が起こり、家が傾く原因となります。
盛り土に用いる土砂を工夫したり、転圧して地面を締め固めることで地盤を強化します。
地盤が弱い土地に建物を建てる際は造成工事が必須と言えるでしょう。

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